kさん

• 20代歳
• 男性
• 就農期間 ：2週間

インターンシップを終えて
2週間という短い期間でありましたが、様々な作業を体験させていただきまたした。全国各地から集まった従業員の方々と共に作業し、ひとつ屋根の下で生活させて頂く事で、農業に対する色々な思いを聞くことができ、とてもいい経験となりました。
体験させて頂いた作業の中で一番楽しかったのは、にんにくのおし切り。
機械を使って綺麗に削っていく、まるで職人のような作業に魅力を感じました。一番疲れた作業は、ネギの定植で、同じ姿勢を長時間続けながら、丁寧に植えていく根気強さの重要性を感じました。雑草取りには、収穫をスムーズにするという目的があることも初めて知り、全ての作業が新鮮で、学ぶべき点が山ほどありました。重いキャリーを運ぶように力が必要な作業から、ネギの調整のように作物を選別する繊細な作業まであり、農業には幅広い能力・体力が必要なのだと肌で感じました。想像していたよりもタフな作業が多く、毎日心地よい疲労感の中、食事がいつもよりおいしく感じられ、充実した2週間でした。
多岐に渡る作業を進めていく中で、リーダーとなる人の指示の出し方や段取りの大切さも学ぶことができました。同じ作業をするのでも、リーダーとなる人によって作業の進み具合が変動する様子を見て、人を動かすことの難しさを改めて認識しました。
安心して食する事のできる作物を作るには、天候はもちろんのこと、疫病や害虫など様々な影響を考えなければならず、経験や知識が大事だということも知りました。食卓に並ぶ野菜を通して、農家の人たちの苦労が少しは見えるようになったと思います。
今回得た経験は大きく、仲間との出会いはかけがえのないものとなりました。本当にありがとうございました。